株式会社 アルファインテル
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サンパウロ

南半球最大の都市

ブラジル経済の中心地、そして南米最大の商工業都市サンパウロ。”人種のルツボ” と言われ、各国からの移民で形成されている大都会。
日系人も多く、現在各分野で活躍している。日本との交流も深く (日本人移住113年/2021年現在)、馴染み深い都市である。

サンパウロ
南半球最大の大都会サンパウロ。高層ビルやマンションが立ち並ぶ。右下はイビラプエラ公園近くのオベリスク

ブラジル南東部の中心サンパウロ州

サンパウロ州の面積は25万平方キロメートル、ブラジル全土の約3%(日本の本州と四国を合わせた広さに相当)ブラジル最大で最も多様な人口、最大の工業生産額や金融取引、最大の港や空港、最高の文化芸術環境など、様々な最大・最高を誇る。州名はキリスト教の聖人パウロに由来する。サンパウロ州の開発は、1532年から大西洋岸で始まったポルトガル人の入植(現在のサン・ヴィセンテ市)に端を発し、19 世紀後半のコーヒー栽培により本格的な発展を遂げた。労働力の不足と黒人奴隷廃止によって、欧州そして日本か
らの移住者を受け入れ、アラサツーバ、モジ・ダス・クルーゼス、アチバイアなどの移住地には今も日系人が多く住んでいる。20 世紀初頭のコーヒー相場暴落以降は工業も発達し、1950 年代までには南米最大の工業集積地となった。

日系人が多いアチバイアは花卉やイチゴが主な生産物
サンパウロ州の田舎にはサトウキビ畑や畑作地帯が広がる


南半球最大の都市サンパウロ

サンパウロ州の州都、人口1000万人超の南半球最大のメガシティ。この巨大都市は時として、訪れるものを圧倒する。イタリア系やポルトガル系などのヨーロッパ系、中東系、ユダヤ系、日系など様々な国からの移民が多く、他民族国家ブラジルの中でも特に多彩な人種構成である。世界最大の日系人街であったリベルダーデも、今では、伝統的な日本風と中国や韓国などのアジア系の多国籍風が交じり合う東洋人街となった。商工業のみならず、美術・音楽・スポーツなど文化の発信地としても南米をリードする。必ずしも観光都市ではないが、博物館や美術館は数多い。食事はブラジル料理を始め、人種の坩堝(るつぼ)らしく世界中の料理が楽しめる。

サンパウロの気候

サンパウロは南回帰線上に位置し亜熱帯気候に属する。市街は海抜760mにあり、冬(6月~9月)、特に7月には10度以下になることもあるため、防寒を忘れずに。朝晩の気温の変化は激しく、夏でも羽織る物があったほうが良い。年間を通じて、霧が発生し、濃霧のため飛行機が遅れたり飛ばなかったりする場合があるので注意が必要。

日本からサンパウロへの行き方

サンパウロはリオデジャネイロと並び、ブラジルのみならず、南米の玄関口の一つなので、色々なルートで行くことが出来る。日本からのブラジルへの行き方。サンパウロには、サンパウロ国際空港(グァルーリョス空港)と国内線専用のコンゴーニャス空港の二つの空港がある。またサンパウロ市から約100kmのカンピーナス市にヴィラコッポス国際空港(Viracopos Airport)がある。

グァルーリョス国際空港
ブラジルのゲートウェイ、グァルーリョス国際空港。サンパウロの人は”クンビッカ”と呼ぶ人もいる

南米一の乗降客を誇るグァルーリョス空港

グァルーリョス空港のエアポート・タクシー受付
グァルーリョス空港のエアポート・タクシー受付

ブラジルのゲートウェイとして、ほとんどの航空会社の便が発着するのが、グァルーリョス国際空港(Guarulhos International Airport)。場所はサンパウロ中心部から25km離れた隣のグァルーリョス市にある。車で約40分の距離だが、朝夕のラッシュ時は1時間半ほどかかることもあるので、移動時間は余裕を持ったほうがよい。第1~3ターミナルに別れており、ターミナル間は徒歩で移動可能だが、無料シャトルバスがある。(一方通行で運行1→2→3→1)1階が到着階、2階が出発階になっている。空港内のお薦めレストランは、ラスカル(第3ターミナル2階インターナショナル料理)とレッドロブスターで、他軽食を食べるところは多数もある。南米一の乗降客を誇る空港だが、免税品店などは欧米の空港のように充実していないので、お土産は市内で買い揃えることをお薦めする。近年空港内に以下2つの宿泊施設が出来た。第2ターミナルにある”Fastsleep”と出国審査場を通過した先にあるTRYP By Wyndam(ターミナル2、並びに3から出発する便の搭乗を所持のゲストのみ利用可能)がその施設。グァルーリョス空港から市内への移動は列車、地下鉄はなく、エアポートタクシー(ラジオタクシー)がお薦め。白い車体にブルーのライン。建物を出てすぐに”Radio Taxi”の看板のカウンターがあり、ここで行先を告げ、料金が記入してある伝票をもらい乗車する。支払いは降車時にドライバーに払う。空港と市内5ヶ所を結ぶエアポートリムジンバスは、30分~1時間30分間隔で結んでいる。

上記各ターミナルに入っている航空会社は2017 年8月現在の内容です。以降変更の可能性があります
コンゴーニャス空港
コンゴーニャス空港から今フライトが離陸する。手前はサンパウロ市内のアパート郡。こんな市内の真中にある空港

サンパウロ市内にあるコンゴーニャス空港

コンゴーニャス空港のチェックインカウンター
コンゴーニャス空港のチェックインカウンター。ターミナルは1つだけ

サンパウロ市内中心部から8kmに位置する国内線専用空港(Congonhas Airport。空港コードCGH)。東京に例えると”羽田空港”的な空港。市中心から車で20分の程度の距離だが、朝夕のラッシュ時は大渋滞になるので要注意。空港と市中心部までの交通手段は、近くに地下鉄駅はなく、土地勘のない人が路線バスを乗りこなすのは難しいので、タクシー移動をお薦めしたい。ターミナルビルや駐車場は何度かの改築により拡張されたが、滑走路は短く大型機材の離着陸が出来ないため、近距離便が多い。ターミナルは1つだけで搭乗手続きと到着ロビーは1階。搭乗ゲート、出発階2階になっている。

サンパウロの市内交通

人口が1千万人を超える南半球最大のメガシティであるサンパウロ市内は交通網も大変発達してる分、平日は結構な交通渋滞が起きている。観光、業務出張で短期滞在する人が、市民同様に色々な交通機関を使いこなすのは、言葉、交通機関のシステム、治安面も含めて難しい。市内の主な移動交通手段は以下に紹介する。

タクシー

サンパウロ タクシー
タクシーのほとんどが小型

市内のタクシーは白い車体で屋根に”TAXI”のマークがあるので、すぐにわかる。メーター制だが、時間や曜日によっては料金体系が異なる。スーパーやホテル、街路にはタクシースタンドもあるので、できるだけタクシースタンドを利用し、流しのタクシーを使うことは避けたほうが安全だ。

路線バス

路線バス網が発達し、市民の足としては通勤、買い物に一番利用されているが、路線図、時刻表、バス停に名前書かれていない等の理由で、短期滞在の方が利用するのは難しい。利用する場合は、事前にサンパウロ交通”SPTrans”のサイト(ポルトガル語)で調べることが可能。車内ではスリに注意が必要。

近郊列車

日本の”JR”のように発達していない。サンパウロ市中心から近郊の町を結ぶ近郊列車は、サンパウロ市郊外の住人が通勤に利用している。通勤ラッシュの酷さ、治安、安全面からも、観光客にはお薦め出来ない。

サンパウロ市内移動に便利な地下鉄(メトロ)

路線は拡大を続ける地下鉄 (メトロ)

現在5路線だか、新規路線を拡張中。タクシーより安くバスより乗り降りが簡単なメトロは、観光客でも利用しやすい。一律料金で、切符は青い窓口で購入。午後や夕方は窓口が混むので、複数回利用する場合はまとめて購入しておくか、日本のSUICAのようなICカードを購入すると便利。切符は自動改札機に入れると戻ってこない。ホームには、次の駅名ではなく、終点の駅名が表示されているので、行きたい方向の終着駅を確認して乗車すること。人が少ない早朝や深夜以外であれば、問題なく利用出来るが、車内で携帯電話やガイドブックを広げたりするのは避けるべき。

サンパウロ メトロマップ