株式会社 アルファインテル
(ALFAINTER TRAVEL INC.)
観光庁長官登録旅行業 第1835号 (第1種旅行会社)
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チチカカ湖畔の街   プーノ Puno
    プーノはペルー南部、アンデス山脈のほぼ中央の標高 3,827m の高地に位置する小さな街。汽船が航行する湖としては世界最高地となるチチカカ湖の湖畔にある。プーノへは空路の場合、リマからプーノ郊外のフリアカ空港まで約 1 時間 40 分、フリアカ空港からプーノまでは約 47km、車で約 45 分で行けるが、観光旅行の場合、高山病予防のためにプーノより標高の低いクスコ経由で先にマチュピチュを観光し、クスコから車両、又は列車で移動する方法が一般的である。

   クスコ~プーノ間は車で約 5 ~ 6 時間、観光バスで約 7 時間、列車で約 10 時間の移動となる。グループであれば専用車をチャーターしてもよいが個人の場合は費用が高くなるため、インカ・エクスプレスが運行する観光バスがお薦め。朝、7時にクスコを出発し、途中ラクチ遺跡やプカラ文明のプカラ村など5か所の見どころを、専属の英語ガイドが案内してくれるので、観光を兼ねて移動ができる。途中のレストランでの昼食もついている。

 プーノは 800 年~ 1200 年にかけてティワナコ文化の中心地だった場所で、現在のペルーとボリビアの間にまたがり発展した。その後、インカがこの地域を支配、さらにその後、スペイン人によって征服され、鉱山開発によって都市化が進み、その結果として今日の植民地遺産を残した。

 プーノの気候は大きく雨季と乾季に分けられる。10 月から 4 月の間が雨季で、5 月から9月の間が乾季となる。雨季は道路が冠水して、交通に支障が出ることもある。また高地の為、乾季は昼夜の寒暖の差が激しい、特に 6 月から 8 月の昼間は日差しが強く、日焼け止めが必要なほどだが、夜は冷え込むので服装に注意が必要である。

標高3827m、富士山よりも高い場所に位置するプーノはインカの創始者マンコ・カパックが降臨したという伝説が残るインカ帝国時代の重要な都市のひとつ。
チチカカ湖畔に栄えるプーノの町並み
プーノの中心、アルマス広場。赤い色が目立つのは裁判所。
プーノは中心の繁華街でも、カラフルな民族衣装の人が目立つ。
プーノの中央市場は食料品から日用品までなんでも揃う
18世紀建築のスペイン様式とアンデス様式が混在した「カテドラル」

 



アンデアン・エクスプローラー号 
    クスコからプーノ、そしてアレキパ間にはクスコのワンチャク駅を基点に「ベルモンド」が運行する南米発の豪華夜行列車「アンデアン・エクスプローラー号」がある。豪華な客車と2つの食堂車、ラウンジ車両、そしてオープンデッキ付の展望車両で優雅にペルー・アンデスの旅を満喫できる。 



シユスタニ遺跡   Sillustani
    シユスタニ遺跡はプーノから北へ 32km。空港のあるフリアカとプーノの中間地点に位置するプレ・インカ時代からインカ時代にかけての墳墓の遺跡である。その特徴はチュルパと呼ばれる石塔の墓。墓は磨き上げられた巨石を積み上げたものから、丸石を利用したものなど、様々な形状の墓があるが、唯一統一されているのは、6 月 21 日の冬至の日になると、窓に太陽が差し込むように作られている点だ。太陽神を崇拝するインカでは太陽の光で、命がよみがえると信じられていたようだ。

シユスタニ遺跡の特徴はチュルパと呼ばれる石塔の墓。
ウマヨ湖を見下ろすように立つシユスタニ遺跡の墳墓。