ブラジルへの行き方
ブラジルの玄関口はサンパウロとリオデジャネイロ
丁度、地球の反対側に位置するブラジルへはノンストップで行くことはできず、最低1回の乗り継ぎが必要となる。現在では北米乗り換え、欧州乗り換え、中東乗り換えなど様々だが、主なルートを紹介する。基本的に長旅となるブラジルへの旅行においては、運航日時、トータルの時間、滞在場所を考慮して航空会社を選ぶべき。
乗り換え地での短期滞在(ストップオーバー)によって航空会社を選んでもよいだろう。いずれの航空会社も運賃は非常に多彩。早めの手配が安く航空券を購入するのには肝要と言える。
北米乗り換え
太平洋をわたる一般的なルート。米国乗り換えでは必ず米国へ入国することになるので、米国入国の為のESTA取得が必須となる。カナダ乗り換えではETA、メキシコ乗り換えではツーリストカードが必要。
デルタ航空アトランタ乗り換えなど毎日運航、総所要時間27時間45分(往路) |
アメリカン航空ダラス乗り換えなど毎日運航、総所要時間24時間35分(往路) |
エアカナダトロント乗り換えなど火水木土曜日運航、総所要時間28 時間30 分( 往路) |
ユナイテッド航空ヒューストン乗り換えなど毎日運航、総所要時間24時間35分(往路) |
アエロメヒコ航空メキシコシティ乗り換えなど毎日運航、総所要時間32時間30分(往路) |
ラタム航空ニューヨークで1回乗り換え南米最大のネットワークを誇る。 |
欧州乗り換え
近年ポピュラーになってきたユーラシア大陸を横断するルート。乗り換え地でのショートステイもお薦めです。
エールフランスパリ乗り換え毎日運航、総所要時間31時間20分(往路) |
イベリア航空マドリッド乗り換えなど |
ブリティッシュエアウェイズロンドン乗り換え |
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アリタリア航空ローマ乗り換えなど |
ラタム航空パリ、フランクフルトで1 回乗り換え |
ルフトハンザドイツ航空フランクフルト乗り換えなど |
トルコ航空イスタンブール乗り換えなど |
中東、アフリカ乗り換え
深夜発なので、仕事が終わった後の出発にも対応。
機内サービスに定評がある会社が揃う。
エミレーツ航空ドバイ乗り換え |
エチオピア航空アジスアベバ乗り換え |
カタール航空ドーハ乗り換え |
ブラジルの国内移動
日本の23倍の国土面積を誇るブラジルでは都市間の移動は飛行機が便利だ。
LATAM航空(JJ)
1961年タム航空として誕生、2012年にチリのLAN航空との合併により生まれた航空会社でブラジルのみならず南米内でもネットワークを誇る。
就航都市 | 63 |
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ハブ空港 | サンパウロ・グァルーリョス空港、 コンゴニアス空港 |
本拠地 | チリ・サンチャゴ |
アライアンス | ワンワールド |
GOL航空(G3)
2001年、ブラジル初の格安航空会社として誕生。
当初はAMEX以外のクレジットカードではブラジル国籍者が有するCPF(納税者番号)が購入時に必要なインターネットによる航空券販売のみの取り扱いであったが、2007年よりはほとんどのクレジットカードでの決済・購入が可能となった。
就航都市 | 70 |
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ハブ空港 | サンパウロ・グァルーリョス空港、 コンゴニアス空港 |
本拠地 | サンパウロ |
AZUL ブラジル航空(AD)
2008年誕生の格安航空会社で2012年にはトリップ航空と合併。以降、長距離路線にも参入。
就航都市 | 106 |
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ハブ空港 | ヴィラコッポス空港 |
本拠地 | サンパウロ州バルエリ |
アビアンカ・ブラジル航空(O6)
現存する航空会社としてはKLMオランダについで世界で2番目に古く1919年創業のコロンビアの航空会社(南米では1位)で、アビアンカ・ブラジルとしては2002年にスタートし、2010年にはスターアライアンスに加盟。
就航都市 | 22 |
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ハブ空港 | ボゴタ・エルドラド空港 |
本拠地 | コロンビア・ボゴタ |
アライアンス | スターアライアンス |
航空券の購入にあたり
近年、競争の激化に伴い、各社ともに非常に多彩な料金種別(フェア)が用意される。
一般的には安いものから埋まっていくが、安いものほど制限が厳しく、変更ができないもの、キャンセルの場合に払い戻しがないものもあるので、注意が必要だ。
また、総じて予約のみの取り置きができず、もっとも短いものでは予約後、1 時間以内に発券というものもあるので、早くに旅程を確定する必要があるが、変更の可能性がある場合は予めその旨を旅行会社に伝えておいた方が良い。その場合、変更手数料を払って変更となるが、変更する日程に元の条件と同じフェアの空席が必要だ。